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職務経歴書のPCスキルの書き方をレベル別に解説|初級でも効果的にアピールできる例付き

アイキャッチ

「職務経歴書にPCスキルをどう書けば評価されるのか?」

「初級レベルでも書く意味はあるのか?」

こうした疑問を持つ方は多いでしょう。特にWordやExcelなど、普段から自然に使っている基本的なスキルは「わざわざ書くべきか」と迷いがちです。この記事では、職務経歴書におけるPCスキルの効果的な書き方を、初級・中級・上級のレベル別に解説します。また、具体的な記載例や職種ごとの参考例も紹介しますので、ぜひご活用ください。

目次

職務経歴書では、単に「Word・Excelが使える」と書くだけでは採用担当者にスキルの具体性が伝わりません。次の3つを意識しましょう。

1. 応募先で必要とされるPCスキル・レベルを把握する

業界や職種によって必要なスキルは大きく異なります。

例:営業職 → 提案資料や売上分析、IT職 → プログラミング言語

2. 自分のPCスキルを棚卸しする

Word・Excel・PowerPointの基本操作に加え、分析ツールやデザインツールなども洗い出しましょう。

使用歴や実務での活用内容を具体的に書くと効果的です。

3. 業務に関連するスキルを具体的に表現する

抽象的な「オフィスソフトが使える」ではなく、

 → 「Excelで売上データを分析し、グラフ化してプレゼン資料に活用」などと書きます。

「初級だから恥ずかしい」と思う必要はありません。理由は次の通りです。

業務のイメージが伝わる

例:「Excelで見積書作成が可能」「Wordで議事録作成ができる」など、実際に任せられる業務がわかります。

記載場所は「スキル欄」または「活かせる経験」欄

メインの強みではない場合は簡潔に。
逆に、IT・デザイン系など専門性が求められる職種では「テクニカルスキル」として独立させるのも有効です。

管理部門(経理)

  • Word:社内文書、見積書、請求書作成
  • Excel:会計帳簿作成、データ分析、関数(VLOOKUP、IF)、マクロ
  • PowerPoint:財務状況の資料作成、予算説明資料

アピール例:「Excelマクロを活用し、月次処理時間を30%削減」

管理部門(人事)

  • Word:履歴書フォーマット作成、社内文書
  • Excel:応募者データ管理、人件費計算、グラフ作成
  • PowerPoint:採用活動説明資料、人事制度資料
  • その他:給与計算ソフトの利用経験

営業職

  • Word:提案書、議事録作成
  • Excel:顧客データ管理、売上分析(ピボットテーブル・関数)
  • PowerPoint:プレゼン資料作成
  • その他:Slack、Teams、Zoomなどのビジネスツール

マーケティングリサーチ職

  • Excel:売上表作成、分析関数(IF、VLOOKUP、マクロ)
  • PowerPoint:調査結果のプレゼン資料作成
  • Access / SPSS / SAS などのデータ分析ツール

自分のレベルを明確に示すと採用側に伝わりやすくなります。

初級例

Word:文書作成、書式設定
Excel:データ入力、簡易グラフ
PowerPoint:基本スライド作成

中級例

Word:高度な文書編集、目次作成
Excel:複雑な関数、ピボットテーブル
PowerPoint:カスタムテンプレート、アニメーション設定

上級例

Word:マクロ使用、文書保護設定
Excel:VBAを用いた業務自動化、大規模データ処理
PowerPoint:高度アニメーション、対話型プレゼン作成

資格はメインの評価軸にはなりにくいですが、客観的なスキル証明として役立ちます。

  • MOS(Microsoft Office Specialist)
  • ITパスポート
  • P検(ICTプロフィシエンシー検定)
  • 日商PC検定
  • サーティファイ認定試験(クラウド、デザイン、ネットワークなど)
  • VBAエキスパート

職務経歴書にPCスキルを記載する際は、

  • 応募職種に必要なスキルを把握
  • 自分のスキルを整理
  • 具体的な業務に結びつけて書く

これがポイントです。初級レベルであっても、業務でどう活かせるかを具体的に示せば十分アピール材料になります。

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