年収が上がる転職の裏技10選

未経験・経験浅でも収入を伸ばす「業界選び・伝え方・交渉」の全手順

「転職したい。でも年収は下げたくない」
「できれば年収を上げたい。けど、今の自分にそんな価値があるのか不安」

この悩みは、転職を考える人の多くが抱えています。特に、未経験転職や経験が浅い人ほど「年収アップなんて無理」と最初から諦めてしまいがちです。

でも、現実の転職市場で起きているのは、こういうことです。

  • スキルが急に増えたわけでもないのに、転職で年収が上がる人がいる
  • 同じような経歴なのに、年収が上がる人と上がらない人が分かれる
  • 「強い人」が勝つというより、「戦い方がうまい人」が勝つ

つまり、年収アップ転職は才能勝負ではなく、戦略勝負です。
もっと言うと、「自分を盛る」必要はありません。重要なのは、企業が評価しやすい形で、評価されやすい市場に乗せることです。

この記事では、年収アップ転職を実現するための裏技(=コツではなく、構造的に効く戦略)を、実践できるレベルまで落とし込んで解説します。読むだけで終わらず、行動に移せるようにテンプレも付けます。


目次

まず前提:年収が上がる転職は「3つの掛け算」で決まる

年収アップ転職を、運や勢いで語ると再現性がなくなります。
再現性を持たせるなら、まずはこの式で整理してください。

年収アップ=(①市場の強さ)×(②評価される職種・役割)×(③伝え方・交渉)

ここで重要なのは、①②③のうち、③だけ頑張っても限界があることです。
そもそも市場(業界)が弱いと、企業の原資が少なく、給与の上限が低い。職種や役割が「利益に近い」場所でなければ、評価が伸びづらい。逆に、①②が良い土俵に乗っていれば、③の伝え方が少し上手いだけで年収は上がります。

「未経験だから無理」ではなく、未経験でも評価されやすい土俵の選び方を知っているかどうかが分岐点です。


裏技1:年収の上がる業界を選ぶ(業界選びでほぼ決まる)

年収アップを狙うなら、最初に見るべきは「企業」よりも「業界」です。
なぜなら、業界ごとに給与の天井が違うからです。

よくある誤解

「自分は営業だから、営業で年収を上げるには成果を出すしかない」
→ これ、半分正しくて半分間違いです。

同じ営業でも、業界が違えば売っているものの単価が違います。単価が違えば利益が違い、利益が違えば給与水準も変わります。個人の努力だけで埋められない差が、最初から存在します。

年収が上がりやすい業界の傾向

代表例としては、

  • 不動産(高単価・成果報酬の設計が多い)
  • コンサル(高単価・顧客の課題解決で単価が上がる)
  • IT(特にSaaS、自社プロダクトは利益率が高いことが多い)

もちろん例外もありますが、「業界の構造として年収が上がりやすい場所」は確実に存在します。

まずやること(行動)

いきなり求人を見る前に、先にこれをやるとブレません。

  • 自分の職種を固定したまま「業界だけ変える」候補を3つ出す
  • その業界の求人で「年収レンジ」を30件くらい眺める
  • ざっくり相場の天井と中央値を掴む

確認すべきポイント

  • 今の業界で年収が上がりにくい理由は何か
  • 単価が高い商品・サービスを扱う業界はどこか
  • 成長市場(需要が伸びる)にいるか
  • 利益率が高いモデル(サブスク等)にいるか

裏技2:職種を変えるより「役割」を変える(利益に近いほど年収は上がる)

次に重要なのは「職種名」ではなく「役割」です。
企業が年収を上げるのは、その人が会社の利益に直結する場所で価値を出せると判断したときです。

年収が上がりやすい役割の例

  • 売上を作る(営業・事業開発)
  • 利益を増やす(コスト削減、業務改善、収益改善)
  • 人を動かす(マネジメント、リーダー)
  • 仕組みを作る(マーケ、企画、プロダクト、CS設計)

「事務」でも年収が上がる人はいます。違いは、単なる作業者ではなく、業務を改善して数字に影響を与える役割を担っていることです。

自分の経験を役割に翻訳する質問

  • 自分の仕事は、売上・利益・コストのどこに影響していた?
  • 何を改善した?どれだけ時間や工数が減った?
  • ミスやクレームはどれくらい減った?
  • 後輩やチームの生産性は上がった?

この翻訳ができると、「経験が浅い」不利をかなり消せます。


裏技3:応募先は“成長企業”に寄せる(上場前・拡大期は狙い目)

年収アップを狙うなら、会社のフェーズも重要です。
成長企業は「人が足りない」「ポジションが空いている」「結果を出す人に投資する」状態になりやすいので、給与・役割・昇格の余地が大きいことがあります。

成長企業を見つけるヒント

求人票や企業ページで、こういう言葉があれば要注目です。

  • 事業拡大、急成長、新規事業
  • 組織拡大、採用強化
  • 上場準備中(や、それに近いニュアンス)

成長企業は大変な面もあります。だからこそ、「働き方」より「成果」の評価が強い。年収を上げたい人には相性が良いことが多いです。


裏技4:志望動機書・実績資料を出す(書類で年収が決まる)

年収を上げたいなら、履歴書と職務経歴書だけで勝負しない方がいいです。
企業が年収を上げるかどうかは、ざっくり言うと「この人は強そうか」を判断した結果です。判断材料が薄いと、提示も薄くなります。

追加資料の威力

  • 志望動機書:なぜこの会社か、なぜこの業界か
  • 実績資料:成果を数字でまとめた1枚
  • ポートフォリオ:制作・提案・改善などの証拠

これがあるだけで、「この人は考えて動ける」「入社後の再現性が高そう」と思われやすくなります。

実績資料に入れると強い項目

  • 目的:何を良くするための取り組みだったか
  • 施策:具体的に何をやったか
  • 成果:数字(売上、工数、ミス率、納期短縮など)
  • 工夫:自分の判断で工夫した点
  • 再現性:次の環境でも活かせる学び

裏技5:「エージェントを使わない」方が通る人がいる(応募ルートの戦略)

転職エージェントは便利ですが、全員に最適とは限りません。
理由はシンプルで、企業側の採用コストが変わるからです。

エージェント経由で不利になりやすいケース

  • 短期離職がある
  • 転職回数が多い
  • 経歴に説明コストがかかる

企業側は「採用コストを払ってまでリスクを取りたくない」と感じやすくなります。

逆にエージェントが強いケース

  • 経歴が素直(評価されやすい)
  • 交渉の余地が大きい
  • 応募先がハイクラス寄り

結論、自分の状況に合わせてルートを使い分けるのが最適です。


裏技6:希望年収は「理由+貢献」のセットで言う(交渉の勝ち方)

希望年収を聞かれた時、失敗しやすいのは次の2つです。

  • 低く言いすぎる(自分で上限を潰す)
  • 高く言いすぎる(金額だけが浮く)

勝ち方は「理由」と「貢献」をセットにすることです。年収は希望ではなく、企業側からするといわゆる”投資”です。投資したくなる形で伝えることが大切です。

使えるテンプレ(そのまま使ってOK)

現在の年収は◯◯万円です。市場相場と、これまでの(実績/役割)を踏まえると、希望は◯◯〜◯◯万円を想定しています。入社後は(具体的な貢献:売上/改善/マネジメント等)で成果を出し、早期に価値を返していきたいです。

NG例(避けたい)

生活が苦しいので上げてほしい
頑張るので上げてほしい
なんとなくこのくらいほしい

企業は「根拠」と「再現性」を見ています。


裏技7:面接の評価軸は「すごさ」ではなく「再現性」

年収が上がる人は、面接で盛るのが上手いわけではありません。
「この人はうちでも同じように成果を出せそう」と思わせるのが重要です。

再現性の作り方

  • 成果の背景(状況)
  • 自分の役割
  • 取った行動
  • うまくいった理由
  • 再現できる学び

これを話せると、評価が上がります。

面接で刺さる話し方

  • 「何を」より「なぜそう判断したか」
  • 成果は“偶然”じゃなく“構造”で説明
  • 失敗経験も「学び」で締める
  • 周りを巻き込んだ話を入れる

裏技8:未経験転職は「職種」より「隣接領域」に寄せる

未経験で年収を上げるのは難しいと思われがちですが、コツがあります。
それは「完全な未経験」ではなく、隣接領域へ行くことです。

隣接領域の例

  • 営業 → カスタマーサクセス、インサイドセールス
  • 事務 → 営業事務→業務改善→企画寄り
  • 接客 → 法人営業、CS、採用アシスタント
  • 制作 → ディレクション、PM、運用改善

隣接に寄せると、企業側は「学習コストが低い」と判断しやすくなります。


裏技9:求人の見方を変える(“年収が上がる求人”の共通点)

求人票には、年収アップのヒントが大量にあります。
見るべきは、きれいな言葉ではなく「構造」です。

チェックポイント

  • 役割:売上・利益に近い業務が含まれているか
  • 裁量:任される範囲があるか
  • 評価:成果が評価に反映されるか
  • 仕組み:属人化ではなく、改善できる余地があるか
  • 成長:事業が伸びているか、採用が増えているか

「風通しが良い」「アットホーム」みたいな抽象表現より、具体に寄った記述(KPI、役割、数値目標)がある方が、年収が上がる環境の可能性が高いです。


裏技10:転職活動の順番を変える(これで失敗率が下がる)

年収を上げたいのに、いきなり求人を見て、勢いで応募してしまう人がいます。
これだと、結局「なんとなく」で会社を選び、交渉の根拠も弱くなります。

おすすめの順番はこれです。

  1. 年収アップしたい理由を言語化(生活?将来?市場価値?)
  2. 目標年収をレンジで決める(最低ラインと希望ライン)
  3. 業界候補を3つに絞る
  4. 隣接領域で職種・役割を決める
  5. 実績資料・志望動機書を整える
  6. 応募ルート(直応募/エージェント)を決める
  7. 応募→面接→交渉

順番を変えるだけで、迷いが減り、結果も安定します。


よくある質問:年収アップしたいけど「現実的な金額」がわからない

ここでつまずく人が多いです。
現実的な出し方はシンプルで、

  • 業界×職種の相場を見る
  • 自分の経験の“役割”を照らす
  • 伸びしろ(ポテンシャル)を上乗せする

そして重要なのは、希望年収は「一点」ではなく「レンジ」で持つことです。

  • 最低ライン:これ以下なら転職しない
  • 希望ライン:ここを狙う
  • 上限ライン:通ったらラッキー(ただし根拠は必要)

レンジで持つと、交渉が現実的になります。


まとめ:年収が上がる転職は、結局「土俵×再現性×交渉」

ここまでの要点を、最後にもう一度まとめます。

年収が上がる業界を選ぶ
職種より「役割」を利益に寄せる
成長企業(拡大期)を狙う
書類(志望動機書・実績資料)で評価を上げる
応募ルート(直応募/エージェント)を使い分ける
希望年収は理由と貢献で伝える
面接は「すごさ」より「再現性」
未経験は隣接領域へ
求人は構造で見る
活動の順番を整える

年収アップ転職は、気合や自己肯定感で決まるものではありません。
仕組みと順番と伝え方で、かなりの確率で結果が変わります。


さいごに

ここまで読んでくれた方の中には、
・転職したい気持ちはあるけれど、何から始めればいいのか分からない方
・エージェント任せの転職に、少し不安を感じている方
・失敗しないために、まずはちゃんと知識をつけたい方
もいるのではないでしょうか。

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